ネットゼロの実現にはパラダイムシフトが必要です。これまでは、価値創造よりもコンプライアンス、監査可能な数値よりも推定値、リアルタイムのモニタリングよりも年次評価が重視されるのが一般的でした。そうした現状に不満を感じていた企業にとって、頼もしい選択肢が新たに登場しました。
パーセフォニは、気候管理・炭素会計プラットフォームのリーディングカンパニーとして、こうした不満に対応し、お客様が温室効果ガス(GHG)排出量の詳細な分析に基づいて、脱炭素化を加速していけるよう支援しています。
ベイン・アンド・カンパニーは、脱炭素化や企業戦略に関する専門知識を持ち、投資家の意思決定を左右する要因を深く理解しています。同社の知見とパーセフォニの炭素会計プラットフォームを一体化させることで、お客様が詳細かつ追跡可能なデータを基に、ネットゼロ戦略を追求できるようにしました。脱炭素施策が真のインパクトをもたらし、自社にとって最大限の価値を発揮できるようになるはずです。
両社が手を組んだことで、投資家、金融機関、事業会社まで、すべてのお客様が財務会計と同様の厳密さと透明性をもってGHGインベントリを管理できるようになります。 具体的には、以下のような強みがあります。
バリューチェーン全体の脱炭素化:
- バリューチェーン全体のGHG排出量と炭素強度を把握できる
- 脱炭素施策の進捗を評価し、最新のベースライン(基準)に照らして状況管理することができる
- バリューチェーンの中から優先的に脱炭素化に取り組むべき企業を選択し、実施計画を策定することができる
脱炭素デューデリジェンス:
- 対象企業の事業およびバリューチェーン全体で、最も排出量の多い活動を特定できる
- 脱炭素化の目標および成果を同業他社と比較できる
- 業界のリスクと機会を特定できる(顧客動向、規制、新技術など)
- 優先すべき脱炭素施策を特定し、その潜在的価値を推定することができる
脱炭素化による価値創造計画:
- ベースライン(基準)を設定し、随時更新することにより、GHG排出量管理に高い透明性を実現できる
- 優先すべき脱炭素施策と推定される潜在的価値を含む、詳細な脱炭素ロードマップを作成できる
- 計画の実行に役立つツールを特定できる
ベイン・アンド・カンパニーはパーセフォニとの戦略的パートナーシップを通じ、お客様が財務、業務、サプライチェーンのデータを、監査可能なGHG排出量データに変換し可視化する手助けをしています。 またパーセフォニとの製品共同開発も行っています。経営コンサルティング企業の我々とSaaS企業のパーセフォニがそれぞれの強みを生かし、クライアントの脱炭素化を加速させているのです。
トルステン・リヒテナウ
ベイン・アンド・カンパニー、Carbon Transition Impact Areaパートナー兼グローバル代表
Related Resources:
- Misfits of Scale - Persefoni
- [Podcast] Bain & Company’s Dan Kuzmic and Torsten Lichtenau
- Bain & Company Joins Forces With Persefoni to Accelerate Decarbonization
- Five Takeaways from The Race to Net Zero Webinar with Bain & Company
- 脱炭素PDCAサイクルで企業のネットゼロに貢献。パーセフォニとベイン・アンド・カンパニーが共同開発した画期的な機能です。リサーチと経験に裏打ちされた脱炭素施策の提案により、確実な脱炭素戦略を策定・実行できます。